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【No.013】平成18年07月19日~21日 18年7月豪雨

この度の大雨で、日本各地で大きな被害が出ました。

ここ水の都松江でも昭和47年以来の

大きな被害が出ました。

宍道湖と中海との間にある目の前の

大橋川が溢れ出しました。

もう雨はあがっていましたが、

宍道湖・中海の水が日本海に出る量よりも、

奥出雲地方から流れ込んでくる雨水が多いため、

大橋川の水が溢れるのです。

店の西側50メートルまでせまりました

店は浸かっているように見えますが、あと30センチくらいのところでした

店の東側新大橋を隔てて50メートルまできました

大橋川を隔てて向かい側です

 

「お米の広場 ふじもと」のあるマルマン黒田店です

駐車場は池になっています

南側の駐車場

 

19日、

目の前の新大橋の南行き車両は、このように警察による封鎖状態に。

車を盾に置いて、

いかなる理由があっても警察の人は

『公平だから』と言って絶対にここから車両は通してくれません。

橋向こうすぐそこの被災者でさえダメ、

郵便バイクもここから押し歩き、

ポンプ救援隊もここから機材を担いでの歩きです。

これにはちょっとびっくりしました。

ただ、

警察の人が3人の時、困り果てた被災者がどうしてもこの荷物を運びたいと言ったら

『じゃあ私たちが運びます』

と警察の人が車から荷物を持って一緒に運んであげていました。

ちょっと一安心

しました。

が、こんな状態に、住民とのトラブルがけっこうありました。

翌、早朝もここで警察官と言い争いをする大きな声が響いていました。

 

 

20日

大橋川周辺でいたるところで車が通れない

状態でしたので、

そのうち大橋川に架かっている4本の橋のうち

3本までが封鎖されました。

松江市内のど真ん中を、一番西側の

宍道湖大橋1本だけの通行・・・

夕方、すべての車が宍道湖大橋に

向かって集中・・・

こんなことは初めてで、

大変な交通渋滞になりました。

ウチの営業車も、夕方店に帰るのに、

抜け道まであと50メートルが1時間半かかり、

事務員さんもおうちへ帰るのに3時間半

(普段は15分)かかったそうです。

 

21日

当然ウチは、場所的にも水に浸かっているだろう・・・、

とご心配やお見舞いの電話をたくさん頂きました。

お蔭さまで全く浸かることなく済みました。

あとちょっとのところで水が引き始めました。

ありがたいことに被災を免れたため、

今日は被害の大きかった松江駅周辺の業務用の

取引先さまへのお見舞いに回る事にしました。

午前中に百貨店に御見舞いの品(といっても

ほんの簡単なものですが)を注文し、

午後2時に出来上がり。

それを車に積んで駅前あたりの駐車場へ。

そこから御見舞い品をバッグに詰めて

数回往復する事にしました。

3時頃から1軒1軒訪問しました。

さすがに床上浸水のところは大変でした。

また、今朝はどうしようもない状態の居酒屋さんが、

午後4時にはもうお客様を迎え入れる完璧な状態

になっていたのにはビックリしました。

やっぱ若い人たちの力はすごいんだと感心しました。

そんなことで、3時間あまりかけて約40軒の取引先を

回ってきました。

こんなに歩いたのは久しぶりで、途中何回も足が痛くなり、

もう無理かなと思いましたが、なんとか回りました。

しかし夜には足がつって、一時動けなくなりました。

歳ですかな。

今考えると、お留守だった取引先や、

行きそびれてしまった取引先も数件あり

たいへん失礼をもいたしました。

申し訳ありません。