最近メディアで見かける「業務用米」に違和感。
そもそも「業務用米」なんて名前の米は無い。
(商品名として付けてたらあり得るけど。)
業務用に使えば、
仁多米も、
雲南米も、
外国産米も、
1等米も2等米も3等米も規格外も、
コシヒカリもきぬむすめもハナエチゼンも、
多収量米も、
全部業務用米。
逆に、それらを家庭用に使えば「家庭用米」でもある。
「用途」の話であって、「米それ自体」ではない。
なんにせよ報道に出てくると、大きく流通しているのがどんなお米が主流なのかが想像できますね。
ただこういうのを見たときに一般の方に勘違いされたくないのは、こだわって良いお米を使っているお店もたくさんあるということ。
そして、そういうお米を作る生産者さんがいるということ。
このサイトで紹介している厳選こだわり米も、業務用に使ってもらっているところがあります。
そういうお店を使ってもらえると、お米にこだわりを持って作る生産者さんや、それを紹介するうちのような業者も生きていくことができます。
今日、ある生産者グループさんに書いてもらったアンケートを見ていて、本当にすごい熱意を持って作られているんだなぁ、としみじみ思ったところでした。
生産者と生活者の橋渡し役として、そういうところもこれからもっと紹介していければと思います。