昨日、市内のある地域の生産者さんの会合に呼んで頂き、
社長と私の2人で参加してきました。
町の公民館で19時から、10名強おられました。
今回は21年産(今年の秋収穫のお米)のきぬむすめをどうしようか、という話し合いでした。
当社は販売者ですので、
社長が現在の市場におけるきぬむすめの状況、
数値的な面から見た特性、
今まで行ってきた取り組みとこれから実現したいこと等をお話ししました。
生産者さんの間では、
グループの中にはまだきぬむすめを作ったことの無い方もおられたので、
稲の特性や肥料のこと含め栽培のノウハウを教え合ったり、
立地・環境の条件、コシヒカリとの違い等話し合われていました。
このような生産者側に踏み込んだ内容は米屋でさえも普段はあまり聞くことが無いので、
私にとっては大変勉強になりました。
同時にやはり米作りは大変な仕事なんだ…と実感しました。
そうこう色々な話をして、20時半頃に先に私たちは退散させて頂きました。
この度は大変ありがとうございました。
私たちは作っている人の顔が見えるので、安心に繋がります。
さらに買いに来られるお客様の顔が見えるので、
生産者と消費者の橋渡しという役割を実感できます。
お客様も当店を通じて生産者の顔が見えるので、安心に繋がります。
作っている人も、その米を扱う人間の顔(私たち)が見えるので、
やりがいに繋がる部分もあるかもしれません。
この生産者グループでは想いを持って真剣に米作りをされています。
昨年からメディアでも何度か取り上げられており、今年も様々なことを企画されるようです。
まだまだ先のことなのでどうなるか分かりませんが、
当社も21年産では黒田店の対面販売を活かして何かできればと思っています。
しかし今回こうやって声を掛けて下さったのは生産者グループのIさんなんですが、
前々から当社と米のやりとりをしていたということはなく、
去年ある方からヌカを探している人がいると紹介を受けたのが始まりでした。
そのときは肥料用のヌカだけの話だったので、
ここまで色々な情報交換が出来るようになるとはまぁ、縁というのは大事だな、と。
最後余談ですが、
会合でお茶請けに出された生産者グループ代表Mさん手作りの大根漬け、
これがめちゃくちゃおいしかったです。