きょうからお米の広場ふじもとでは、
『仁多米コシヒカリに
モチ米が混じってしまったお米』
というのを販売します。
これはその名の通り、
お米の生産段階でコシヒカリにモチ米がごくわずか
(0.1%以下)ですが混ざってしまったものです。
おそらく、コシヒカリとして出荷されたものが、
検査段階でモチ米の混入が判り、コシヒカリ100%では
出荷できなくなり、【その他うるち米】として流通するものです。
(このくらいわずかな混入なら結構見ることもあるのだが・・・)
(仁多で作っているヒメノモチはコシヒカリよりも
早い時期に収穫されます。
そのため乾燥機やもみすり機などの機械や
タンクの中に残っていたモチ米がコシヒカリを
調整する時に入ってしまったものと推定されます。)
さて、数日前のことですが、このモチ混の米の発売に向けて
JAS表示のシールを作っている最中に、農政事務所
(お米や雑穀、食品表示など担当する農林水産省の一機関)
の方が食品リサイクル法のことでお見えになられました。
本題はすぐに終わりましたが、
昔お米の表示のことでお世話になった方でしたので、
このモチ混のお米の表示の事を
それでもと思い尋ねてみました。
その時作成していたJAS表示の原料玄米の欄には、
生産地 品 種 産 年 使用割合
島根県仁多郡 その他うるち 18年 100%
としておりました。
いや~尋ねておいてよかったです。
大変な間違いをしていました。
玄米の袋の検査欄を見て
農 『この検査で証明しているのは18産年と
1等米ということだけです。
生産地や品種については証明されていません。
また品種欄にその他うるちとは表示できません。』
私 『・・・ではどう表示すれば・・・
入荷はその他うるちなのだが・・・』
農 『複数原料米になるのかな~・・・、
今は担当が違うので帰って担当者に聞いてみます。
後で連絡します』
そして午後
農 『表示は、国内産100% (18年産100%)
でしか表示できません。
意図的にモチ米を入れたわけではないので
複数原料米にもあたらない。
ポップでの表示は、
事実であれば何を書いても結構です』
また、以前から懸案であった玄米30kg原袋売りの
表示で調整年月日が判らない問題については、
検査年月日を入れてくれ、とのことでした。
ちょっと違うような気もするけど、
これしかないんだろうな・・・。
したがって調整年月日欄には、
米袋上部の検査年月日欄に記載
としておきました。
そういうことでJASシールは作り直し、
ポップはこれで良しでした。
なんとナイスタイミングだったことでしょう。
JAS表示違反をしなくて済みました・・・。
確かに産地・品種は
マジックで消してある
作り直したJAS表示